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2019年06月20日

九州あいうえおの旅(福岡)

[6日目:後編] 飯塚市(福岡)

九州旅行最後に訪れた処は飯塚市にある「嘉穂劇場」。国の重要有形文化財に認定された木造二階建ての歌舞伎様式の芝居小屋です。

炭鉱で栄えた筑豊の芝居小屋は、かつて50軒もあり炭鉱で働く人達とその家族で賑わっていたそうです。

「嘉穂劇場」の前身は「中座」と呼ばれ1922年(大正10)に開場されましたが数年の内に火災や台風の被害を受けてきました。1931年(昭和6)に「嘉穂劇場」として再開場した後も2003年(平成15)九州北部豪雨によって小屋全体が深刻な水害を被りましたが、俳優の亡き津川雅彦氏が多くの芸能人に寄付を募り復旧を遂げたそうです。

舞台から見た客席です。客席数は1階450~800名 2階300~400名収用できるとのこと。ここで満員の観客を前にライトを浴びて芸を披露できたら、さぞ気持ちが良いことでしょうね。

ここは花道です。この花道と回り舞台前方に人力の迫り(セリ)が造られています。

ここは「奈落」舞台の下です。昔ながらの小屋の機構がそのまま残った貴重な財産です。

今では珍しい人力の回り舞台(直径15.8メートル)は奈落で12本の棒を押して又、迫り(セリ)は2本の棒を8人で上げ下げして操作するそうです。

こちらの舞台で歌謡ショウを繰り広げた往年の歌手、フランク永井や春日八郎等、懐かしいポスターが壁一面に…

二階席から見た小屋の風景です。舞台の奥行きの深さに驚きました。

私の大好きだった中村勘三郎さんがまだ、勘九郎だった頃のサイン入りの手拭いが大切に展示されていました。一度、生の舞台を観たかった!

その昔は多くの芝居小屋で賑わった筑豊炭田。その歴史を伝えるただ一つの芝居小屋として、数々の苦難を乗り越えて「嘉穂劇場」は今も生き続けていました。

「嘉穂劇場」を後にして、恵子さんの馴染みの和食店で昼食を頂きました。予定どおりに行きたかった処を全て周りホッとしたのか、6日目でそろそろ旅の疲れが出てきたのか、午後になって眠気が…恵子さんの自宅で仮眠させて頂くことになりました。復活後ホテルへ…九州最後の夜です。


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Posted by 和装美 滝口 at 18:52│Comments(0)プライベート
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