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2020年07月26日

着物リメイク

ブログへのご訪問ありがとうございます。富士宮市在住、出張着付け師の滝口です。今回は1年ぶりにプライベート記事の投稿です。
男物の着物と羽織を使って5作品を作ってみました

昨年秋に実家の和洋菓子店から2店舗ののれんを作って欲しいとの依頼を受けました。そこで先々代(私の父)の紬を解いて作る事にしました。紺地だけでは地味なので中央に[もちのき]のマークを縮緬で貼り絵のように縫い付けてみました。


2枚目は羽織を使った為、寸法が足らず生地を接ぎ合わせて…なので前作より少し華やかになるように周りを金糸で刺繍しました。商売繁盛の願いも込めて金運がアップしますように !


今年になってはコロナ禍でSTAYHOMEを余儀なくされる中、お家時間を利用してせっせとマスク作り。病院へ寄付するもの、友人にあげるものと3週間作り続け一段落したら今度は手持ち無沙汰になってしまいました。そこで暖簾の余り布、袖部分を利用して本棚の覆いを作ることにしました。

こちらも足りないところは継ぎ足して、着物の形の古布を縫い付けて…着付け師をアピール ‼


着物を作ったら次の発想が湧いてきて今度は帯 ! 着物の衿部分を使ってテレビ台の隙間隠し。これまでにお客様に締めてきた変わり結びをミニで作って飾ってみようと…基本の3パターン(お太鼓系、立て矢系、文庫系)とアレンジしたものを作りました。子供の頃からお人形遊びが大好きだったので縦横6cmの帯は作っている時もワクワクしてとっても楽しかったです。




最後はまだ余っていた袖布を使ってユーチューブを参考に帽子を作ってみました。思ったより簡単でしたが、かぶって孫に見せたところ「給食のおばさんみたい!」と不評でしたのでそのままお蔵入りに…


いろいろ作り終わってみると着物って、ものすごい量の生地で作られている事に改めて気が付きました。そして何十年経っても丈夫なこと!リメイクで更に利用価値が広がって…これまでに日本人が培ってきたものに卒はないですね。今、世界中がコロナ禍で大変な時ですが、この日本の伝統文化だけは引き継がれていって欲しいと切に願います
  

Posted by 和装美 滝口 at 12:26Comments(0)プライベート

2019年10月02日

50年ぶりの再会

富士宮市在住、出張着付け師の滝口です。今日は5月の九州旅行に次いで2度目のプライベートの投稿をさせて頂きます。9月中旬、県立富士宮東高等学校新体操部(昔は徒手体操部と云いました)OBの8人で初島へ旅行に行ってきました。部活の同級生9人がフルメンバーで集まるのは卒業以来50年ぶりでそれぞれ再会をとっても楽しみにしていたんですが、千葉の友人宅が台風の被害にあい残念ながら8人での旅行となってしまいました。

当日は全員、久しぶりの電車での移動でしたが朝から東海道線が事故の為遅れ、予定より1時間遅れの熱海集合になってしまいました。晴天に恵まれたものの台風一過のフェーン現象で汗を拭いながらの島散策に…


楽しみにしていたアジアのかき氷フェアも台風の為中止となり早々に宿泊先にチェックインしました。


とりあえず全員で記念撮影です。


お部屋に入ってからは学生時代にタイムスリップ!50年ぶりなんて嘘のように、50年の時間を埋めるように話に花が咲きました。同級生っていいナ〜って改めて思いました。楽しみにしていたディナーは最上階のレストランで中華料理です。丁度、日没間際。海に沈む夕日が素晴らしく暫く撮影会に…!

まずは50年ぶりの再会を祝って乾杯!そしてお待ちかねのコース料理です。前菜はフレンチのようなお洒落な盛り付け!どれもとっても美味しかったです。


食べ切れないほどのお料理で至福の時を満喫した後はホテル内と屋上庭園をぶらぶら…


熱海の夜景が広がる露天風呂で日頃の疲れを流し二部屋に分かれてからも眠くなるまで修学旅行のような時間を過ごしました。

翌朝は昨日のような暑さは無く気持ちの良い朝を迎えました。


朝食は和食レストランで朝粥御膳を頂きました。全く年をとると食べることとお喋りだけが楽しみで…いえ、若い頃からず〜とそうでした!


セブンティー近くなって来ますと時間で歩き回る観光旅行よりもひとつの所で美味しいものを頂きながらゆっくり過ごす旅が何よりです!


最後のランチはメンバーの知人の食堂でサザエの付いた鮮魚の定食を頂きました。金目鯛の煮魚が美味しかった〜!


高校の3年間は放課後毎日、体育館で共に汗を流しあった仲間が卒業してからは、一人ひとり全く違う人生を生きてきました。今回全員が元気で会うことが出来た事は何よりも嬉しく、幸せでした。
食べてばかりの旅でしたが食事が美味しく頂けると云うことは健康だという事。昔のお友だちに再会できた健康に感謝して、今回参加できなかった友人の為に来年、又会うことを約束してそれぞれの家路につきました。  

Posted by 和装美 滝口 at 09:44Comments(0)プライベート

2019年06月21日

九州あいうえおの旅(福岡→東京→静岡)

[7日目] 飯塚市→福岡空港→羽田空港→品川駅→新富士駅→富士宮市

いよいよ九州最後の日です。2日間お世話になったこちらのホテルは平成天皇が立ち寄られたホテルということで記念写真を撮って頂きました。

恵子さんとの出会いは48年前。飯塚から富士宮に家族で移住して来た時に、私の実家(菓子店)に入社しました。その働きぶりを父が気に入り、足かけ3年半ほどの勤務だったそうですが、母や私も家族のように接していました。配送の仕事を主にしていた恵子さんは当時、運転免許を取り立てだった私の教官でもありました。その後、地元に戻り起業されたご主人を支えて共に働いてきたそうです。ご主人を亡くされてからはご自分で会社を立ち上げ、幾多の苦難を乗り越えて事業家として成功されました。8年前に仕事はリタイアしましたが、今も地元の支援活動をされています。そんな方をちゃん付で呼ぶのは失礼な話なんですが、やはり昔馴染みは立場が変わっても、お互いにちゃん付がしっくりくるんです…福岡空港を発つのは夕方なので、チェックアウトをしてひとまず恵子さんの自宅でくつろぐことにしました。

11:30に飯塚市内の創作寿司ダイニング「かい」へ。予約でほとんど満席の店内は女子力高く、出てくるお料理はどれもフレンチのようにとってもお洒落で美味しくて…お腹も心も満たされました。ご馳走さまでした!

恵子さん、2日間なにもかも本当にお世話になりました!空港行きのバスターミナルまで見送ってもらって、いよいよお別れの時はやっぱり涙が…今度は恵子さんが富士宮に来る番ですよ。又、元気で再会できますように!今回は行きも帰りもスーツケースは先に送ったので、帰りの機内はバッグ1つでとても楽でした。福岡空港16:00発JAL320便で一路東京へ。品川で新幹線に乗り換えて新富士に…娘のお迎えを待ち自宅に着いたのは21:00でした。4年生の孫が寝ないで待っていてくれてハグ。「ただいま~!」

今回の旅行は天候にも恵まれ、行く先々で本当に温かいおもてなしを受けました。その度に亡き両親の恩恵を受けていることを改めて感じました。そして、リスクの高い手術をクリアできた自分への快気祝いの旅でもあったんですが、元気になれたことを実感できたことと、しばらく途切れていた方たちと思いを繋げることができた有意義な旅だったと思います。この旅行に賛成してくれて送迎をしてくれた娘にも感謝です。生前、父が「俺は生涯現役!」と言っていましたが私もそう在りたいと思います。もうしばらく頑張ります!!  

Posted by 和装美 滝口 at 07:57Comments(0)プライベート

2019年06月20日

九州あいうえおの旅(福岡)

[6日目:後編] 飯塚市(福岡)

九州旅行最後に訪れた処は飯塚市にある「嘉穂劇場」。国の重要有形文化財に認定された木造二階建ての歌舞伎様式の芝居小屋です。

炭鉱で栄えた筑豊の芝居小屋は、かつて50軒もあり炭鉱で働く人達とその家族で賑わっていたそうです。

「嘉穂劇場」の前身は「中座」と呼ばれ1922年(大正10)に開場されましたが数年の内に火災や台風の被害を受けてきました。1931年(昭和6)に「嘉穂劇場」として再開場した後も2003年(平成15)九州北部豪雨によって小屋全体が深刻な水害を被りましたが、俳優の亡き津川雅彦氏が多くの芸能人に寄付を募り復旧を遂げたそうです。

舞台から見た客席です。客席数は1階450~800名 2階300~400名収用できるとのこと。ここで満員の観客を前にライトを浴びて芸を披露できたら、さぞ気持ちが良いことでしょうね。

ここは花道です。この花道と回り舞台前方に人力の迫り(セリ)が造られています。

ここは「奈落」舞台の下です。昔ながらの小屋の機構がそのまま残った貴重な財産です。

今では珍しい人力の回り舞台(直径15.8メートル)は奈落で12本の棒を押して又、迫り(セリ)は2本の棒を8人で上げ下げして操作するそうです。

こちらの舞台で歌謡ショウを繰り広げた往年の歌手、フランク永井や春日八郎等、懐かしいポスターが壁一面に…

二階席から見た小屋の風景です。舞台の奥行きの深さに驚きました。

私の大好きだった中村勘三郎さんがまだ、勘九郎だった頃のサイン入りの手拭いが大切に展示されていました。一度、生の舞台を観たかった!

その昔は多くの芝居小屋で賑わった筑豊炭田。その歴史を伝えるただ一つの芝居小屋として、数々の苦難を乗り越えて「嘉穂劇場」は今も生き続けていました。

「嘉穂劇場」を後にして、恵子さんの馴染みの和食店で昼食を頂きました。予定どおりに行きたかった処を全て周りホッとしたのか、6日目でそろそろ旅の疲れが出てきたのか、午後になって眠気が…恵子さんの自宅で仮眠させて頂くことになりました。復活後ホテルへ…九州最後の夜です。  

Posted by 和装美 滝口 at 18:52Comments(0)プライベート