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2019年03月24日

結婚式の着付け(静岡市)

富士宮市在住、出張着付けの滝口です。昨日は静岡市内のホテルでのお着付けでした。7時30分から2組、7名の着付けを担当させて頂きました。 
今日は結婚式にふさわしい装いについて少しお話させて頂きます    ご両家のお母様方がお召しになる黒留袖がミセスの第一礼装で、黒地に上前から後見頃へと裾に絵羽模様が続き5つ(背中央に1つ、両袖の外側に2つ、胸に2つ)家紋がついています。ミスの第一礼装はたもとが裾の長さまである本振袖になります。 続く色留袖は紋の数によって格が違います。五つ紋付色留袖は黒留袖と同格の第一礼装として宮中に参内する時など格式高い公式の場所にふさわしいお召しものです。 続いて三つ紋付、一つ紋付の色留袖は準礼装として格調高い社交着として重宝されています 次が略礼装として訪問着、付けさげになります。訪問着は袖、肩、胸にかけて模様があり、裾も上前から後見頃にと絵羽模様がつづくのが特長の着物です。付けさげは縫い目の模様が全部はつながっていませんが、仕立上がったとき柄が逆さにならないように工夫してあるものです。

こちらはご新郎のお母様。絵羽模様は年代に合った紋様と色合いを選ばれ、帯は金銀糸を使った西陣の袋帯で礼装にふさわしく二重太鼓に結び上げました。末広は祝儀の席には欠かせない小物です。黒留袖には黒塗り骨の金銀張りが正式です。


こちらはご新婦のお母様。金糸を使った格調高いきものの紋様と帯あわせで年代の美しさを引き出しています。帯揚げは白のちりめん、絞り等を用い帯じめは白の平打ち、丸組、金銀の水引など格調のあるものを用います。


こちらはご新郎の叔母様で三つ紋で準礼装の色留袖です。春にふさわしいうぐいす色がとても上品で金地に扇柄の袋帯が結婚式にふさわしいお召しものですね。末広は白塗り骨に金銀張りのものをお持ち頂きました。


2組目のご新郎のお母様。留袖の紋様のお色に合わせて銀糸の宝づくしの袋帯です。こちらのお母様のように背のお高い方は大きな紋様の留袖を選ばれると良いですね。逆に小柄な方は小さな小花模様などがお似合いになると思います。バッグと草履は婚礼にふさわしい金、銀の綴れ織りや佐賀錦、金銀パール加工された革製のものを用います。


最後のお嬢様はご新婦の妹さんです。白地に裾がオレンジ色と水色のグラデーションになっていて全体に古典柄が描かれた素敵な本振袖はお母様が成人式で着られたものだそうです。とっても綺麗な状態で驚きました。きっとお母様が大切に保管されていたんでしょうね。袋帯も最近のものと変わらず薄めで、とても絞めやすかったです。

バッグとお草履が素敵だったので撮らせて頂きました。


以上、結婚式にふさわしいお召しものをご紹介させて頂きましたが、略式礼装として一つ紋の色無地も一枚あると結婚式以外にもお宮参り、七五三、入学式、卒業式、お茶会など様々な行事にお使いになれますのでとても使い勝手の良いお着物です。地味なお色でしたら弔事にも黒の名古屋帯を絞めてお使いになれます。


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