結婚式の着付け(静岡市)

和装美 滝口

2019年03月31日 19:34

富士宮在住、出張着付けの滝口です。今日は素晴らしい青空で結婚式日和になりました。本日も先週に引き続き静岡市内のホテルでのお着付けです。朝7時半から5名様の着付けをさせて頂きました。今回は皆様ご自前で、留袖はお1人、他の方は訪問着と付けさげです。

初めはご新郎のお母様。年代に合った落ち着いた色合いの古典紋様の留袖に、格調高い金銀糸をふんだんに使った西陣の袋帯を合わされて、お母様らしく凛とした気品高い装いです。


次のお客様はご新郎の叔母様です。今の季節にふさわしい爽やかなうす紫のパステルカラーに白い小花を描いた付けさげです。袋帯は金糸にピンクの糸を織り込んだ華やかな帯。重ね衿や帯じめ等にもピンクの差し色をお使いになって若々しくお洒落に着こなしていらっしゃいます。


続いてご新郎のお祖母様。落ち着いたモスグリーンに一つ紋の入った訪問着です。20年ほど前にお求めになられたそうですが今日初下ろしとのこと。袋帯は銀糸に七宝柄の西陣織。年配の方ならではのしっとりとした落ち着いた装いです。


お祖母様とお母様のツーショット写真も撮らせて頂きました。


次のお客様がみえる前のお支度の様子を載せておきます。


最後はご親族のお客様です。春らしい淡い若草色の訪問着です。裾に濃いブルーが入ったグラデーションになっており、全体に桜が舞っている様に描かれていて正に今の季節にぴったりの訪問着ですね。帯は四季の草花が描かれていて一年中絞めることができます。とても気品のあるお着物との帯あわせで素敵です。


桜は枝付きの絵柄は春限定になってしまいますが桜花又は花びらは、さくら湯に使われるように祝いの席には四季を問わずお召し頂けます。

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